くわくわ 寄り道したくなる診療所

滋賀県いなえ地域に
生まれた、
「命と暮らしのケア拠点」

平成11年に開業した診療所「徳田医院」が、令和7年1月、「くわくわ」に生まれ変わりました。

「わくわく」を逆さまから読んで「くわくわ」。

日々を「わくわく」して過ごすための土台を耕し、同時に「わくわく」するのが難しい時も、居心地良く過ごせるところであるように。「病気になったら行く場所」ではなく、みなさんの日常に寄り添い、誰もが、ただ居ていいんだと思える「寄り道したくなる場所」をめざしています。

診療所が「くわくわ」を
はじめた理由

なぜ診療所がこのような場づくりをするのか。それは、生命を支える生活や人生すべてを含む「いのち」を守り、豊かにすることが、わたしたちの役割だと考えているからです。生命や医療のことを医療施設のなかに閉じ込めるのではなく、もっと日常に溶かし込んでいきたい。医療へのアクセスが、「特別なこと」ではなく、暮らしのなかに自然とあってほしい。そんな思いが「くわくわ」の始まりです。

くわくわの歩み(note)

人生に併走する
プライマリ・ケアという
医療のかたち

くわくわの理念の大元には、総合診療(プライマリ・ケア)の考え方があります。医療の役割として第一にあるのは、生命を守ることです。しかし、私たちは生命を守ったうえで、その人の人生と生活を含めた「いのち」全体を守りたいと考えています。症状だけではなく、その人が抱える背景や置かれている環境も含めた全体を診る。その担い手が「総合診療医」と呼ばれる医療従事者です。

「うまく言えないけれど、なんとなく調子が悪い」「病気未満の健康上の不安がある」「何科に行けばいいのかわからない」。そんなとき、気軽に来てなんでも相談できる存在になるためには?その問いから生まれたのが「寄り道したくなる診療所」としての「くわくわ」構想でした。

プライマリ・ケアとは?

「くわくわってどんな場所?」
──その答えは訪れる人の数だけ

「くわくわ」って何しに行くところ?そこに決まった答えはありません。ひとつの目的、ひとつの役割に固定せず、たくさんの「寄り道したくなる理由」を場所に埋め込む。その途中やついでに、
「医療」がある状態を目指しています。

たとえば、
こんな場所になれたら。

診療所でもあり、
住まいでもあり、遊び場でもある場所

なんでも相談できる診療所。お年寄りが暮らすかたわらで、子どもたちが遊ぶ広場。お茶をしたり、音楽を楽しんだり、ぼんやりしたり。それぞれの暮らしの余白に寄り添う遊び場。

思い思いに訪れ
「ただ居る」ことのできる場所

学校帰りの中学生、うたた寝するおばあちゃん、産後うつの人がいないか見守る保健師さん。コーヒーを飲んで、すぐ帰る人がいてもいい。何をしても(しなくても)いい。誰もが「ただ居る」ことのできる場所。

まちとゆるく繋がる
「みんなの縁側」のような場所

週末に中庭でマルシェが開かれたり、ものづくり教室の出張ワークショップが開かれたり。地域の人々の「やってみたい」「こんな暮らしがしたい」を一緒にかなえていく場所。

ロゴ・カラーについて

「くわくわ」が、「生命、生活、人生すべてを含む『いのち』を守り、豊かにする」ことを目指して立ち上がった場所であることから、命が生き生きとするイメージを「稲穂」のモチーフに込めると同時に、心電図のようなウェーブ感で「医療の場」としての側面を表現。カラーパレットはくわくわの風景や象徴するキーワードをもとに、5つのカラーで構成。徳田医院内の各種サインなどに展開されています。

くわくわへの思い

徳⽥嘉仁
徳⽥医院医師・くわくわ企画代表

“くわくわ”は私が医師として感じた不全感や社会の課題が元になって始まったアイデアでした。しかしその後、本当に多くの人に関わってもらい、面白がってもらい、幾枚もの絵が重なり……今や私自身の想像を超えて成長を続けています。数年後、どのようなカタチとなるか、楽しみで仕方ありません。常に、想像の向こう側へ!いこうと思います。皆さんもぜひ一緒に“くわくわ”していきましょう!